こんにちは。
以前のブログでは、歯周病の原因やその怖さについて触れていました。
歯周病の予防・早期発見には歯科医院での専門的なケアが欠かせません。しかし、おうちでのセルフケアがおろそかになってしまうと、また元の状態に戻ってしまいます。
日々のセルフケアは歯周病予防においてとっても大切なんです。
今回はそんなセルフケア(ホームケア)の大切さ、ポイントについてご紹介したいと思います。
ホームケアはなぜ必要?
プラークについて
プラーク(歯垢)とは、歯の表面に付着する細菌のかたまりです。プラーク1㎎の中には数億個もの細菌が存在するといわれています。
プラーク中の細菌は、食べ物の糖質をエサにして酸を作り出し、その酸がむし歯の原因に、血液中に存在するタンパク質をエサにして増殖し、作り出す毒素が歯肉炎・歯周病の原因になります。
プラークは食後数時間で形成され、時間が経つにつれネバネバとした性質をもち歯の表面にしっかりと付着していて、うがいでは落ちません。
数日たつとネバネバしたかたまりのバイオフィルムになり、さらに放置すると石灰化し歯石となります。この段階では歯ブラシでも落とせません。
そのため歯ブラシや補助用具を使って毎日プラークを取り除くことが大切になります。
ホームケアの方法
1,歯ブラシ
『歯ブラシの基本的な当て方』
・順番を決めて磨く
・1~2歯ずつを目安にブラシを当てる
・その場で10回以上、小刻みに動かす
・優しい力で磨く(ブラシを歯に当てたときに毛先が開かない程度)
また、歯周病を意識した磨き方のポイントは、歯ブラシの角度が大切になります。
歯ぐきの方向へ毛先を向けて、歯ぐきも一緒にマッサージするような気持で、優しくブラシを動かしましょう。そうすることで、歯周ポケットに入り込んだプラークを除去することができます。
2,補助清掃用具
「歯間ブラシ」、「フロス」、「タフトブラシ」などが当てはまります。歯ブラシだけではどうしても落としきれない汚れがあるため、これらのような補助用具の併用が必要になります。
①歯間ブラシ
歯と歯の間にできた隙間を清掃するために使用します。歯間ブラシはご自身に合ったサイズ選びが大切です。大きすぎるものを使用すると歯ぐきを傷つけてしまう恐れがあります。
歯科医院で適切なサイズを教えてもらうことをおすすめします。
②フロス
歯と歯の間の清掃に使用します。持ち手がついているタイプと、指に巻き付けて使用するタイプがあります。どちらも歯に沿わせるようにして動かすこと、歯周ポケットにも入れて汚れをかき出すことがポイントです。
指に巻きつけて使用するタイプは、はじめは扱いが難しいかもしれませんが、練習をして慣れてくると自然に使いこなせるようになります。
③タフトブラシ
歯並びが重なっている部分や、歯ブラシでは入りにくい親知らずや奥歯の裏側など、部分的なケアにとても効果的です。
補助用具を使う習慣がまだあまりない方は、まずは1日1回、特に就寝前に使用することをおすすめします。
また、その後に洗口液を使用していただくことでさっぱりとした清涼感を得られるだけでなく、殺菌効果や口臭予防にも繋がりより効果的です。
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さいごに
今回はセルフケアについてお話させていただきました。
近年、予防歯科への関心が高まりつつある中でさらに多くのケア用品が登場しています。一見同じように見える歯ブラシでも、毛の材質や、特殊な加工の有無による違いがあることもあり、歯ブラシ選びに迷ってしまうこともあるかと思います。
また、実際に買ってみたはいいものの正しい使い方がわからない…などのお悩みもあるかと思います。
当院では、患者様お一人おひとりに合わせて、歯科衛生士が常に最適なアドバイスができるよう心がけております。お持ちのケア用品をご持参いただければ、適切な使い方なども一緒に練習することも可能です!毎日のセルフケアがより効果的になるよう、一緒にお口の健康づくりをサポートさせていただければ幸いです。
患者様それぞれのお悩みやライフスタイルに寄り添ったご提案ができるよう、幅広いセルフケア用品をご用意しております。どうぞお気軽にご相談ください。
実際に当院のスタッフも日々使用しているイチオシのケア用品についても、今後ご紹介してまいります。ぜひ参考にしてみてください^^*
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